大鹿村のみどころ

春 咲き誇る『さくら』に時を忘れる

桜祭り 三千本の桜の木(大西公園)

130種3000本の桜が咲く大西公園は南信州を代表する桜の名所。残雪の赤石岳を眺めながら、満開の大西公園で歌謡ショーや大鹿太鼓の演奏、獅子舞、ゲーム大会などが盛大におこなわれます。
見所期間の4月中旬ごろから下旬までは毎晩ライトアップ!夜桜もお楽しみいただけます。
○開催日/毎年4月中旬

大鹿歌舞伎 春の定期公演

信州の南端、南アルプスの山麓に位置する大鹿村では、江戸の昔から芝居を愛する村人によって歌舞伎が伝えられてきました。
大鹿歌舞伎は山村の暮らしに寄り添うように、人々の暮らしに溶け込みながら時代の変遷の中で途絶えることなく受け継がれてきました。
○開催日/毎年5月3日(大磧(たいせき)神社)

夏 自然との戯れを心から楽しむ

ヒマラヤの青いケシの花

品種名はメコノプシス。原産地はヒマラヤなどの高山帯で国内での栽培は非常に困難です。その希少性と低地で枯れてしまう儚さから幻の花として全国の花愛好家の羨望の的。
大鹿村では3種類約5000株のケシの花を見ることができます。※切り売りはしていません。
○大池高原「中村農園」/入園料:500円

ブルーべリー狩り

甘酸っぱさが夏にうれしいブルーベリー。採りたてのベリーは買ったものより100倍おいしい。
無農薬で育てられた紫色の実は地上1mほどの枝に鈴なりなので、小さなお子様も収穫が楽しめます。
○開催期間/7月上旬~7月下旬(村内各施設)

秋 山野の色彩を心で感じよう

紅葉シーズン

標高差のある大鹿村では長期間紅葉をお楽しみいただけます。
特に鳥倉(とりくら)山道や大池高原からは南アルプス、中央アルプス、伊那山脈の景観とあわせて豪快な紅葉をお楽しみいただけます。
○紅葉シーズン/10月中旬~11月上旬

大鹿歌舞伎 秋の定期公演

歌舞伎は近世初頭に大都市で発達し、その後元禄期には旅興行の歌舞伎が広範囲におこなわれるようになりました。
地方に広がった歌舞伎はやがて享保期には農民が自分達で演じるまでになり、大鹿の農民も約300年前に京都の旅役者から手ほどきを受けたと記録されています。
その熱狂振りを警戒した幕府は厳しい禁止令をたびたび発しますが、その弾圧をかいくぐりながら大鹿歌舞伎は絶えることなく続けられてきました。
○開催日/10月第3日曜日(市場神社)

冬 白銀の世界に全てを忘れる

鹿塩温泉

大鹿村の鹿塩(かしお)地区には、海水とほぼ同じ塩分濃度の塩水が湧き出ています。
この塩泉を利用した秘湯・鹿塩温泉へ全国から人が訪れています。鹿塩温泉は全部で三軒。塩川のせせらぎを聞きながらゆっくりくつろいでいただける秘湯です。

小渋温泉

小渋の湯の発見の歴史は南北朝時代までさかのぼります。
興国のころ、南朝の宗良親王(後醍醐天皇第八皇子)の家臣渋谷三郎という人が大鹿村に湯治場を求めて入村した際、一匹の鹿がこの湯に浸かりながら傷を癒していました。
そこで自分の傷をこの湯にひたしたところ、傷が治癒した事に始まると伝えられています。

その他のみどころ

夕立神パノラマ公園

まさに雄大という言葉が似合う風景。
南アルプスと中央アルプスが望める夕立神パノラマ公園は360度のどこを向いても美しい自然が楽しめます。

大鹿ジビエ

古くから山肉として利用されてきた鹿をより美味しく食べてもらおうと、村内の旅館や飲食店が工夫を凝らしてたジビエ料理(ステーキ、ポトフなど)を提供しています。レトルトの鹿肉カレーも販売しています。

秋葉街道

遠州の秋葉山(静岡県浜松市)と長野の諏訪湖を結ぶ220kmの古い街道。秋葉街道は九州まで続く日本最大の断層「中央構造線」の上にあり、山と海とを結ぶ塩の道として利用されてきました。今では秋葉街道の復活を目指す有志の方により整備がされています。